生きてるだけでまるもうけ

つらい事もあるけれど生きてるだけでもラッキーなのです

ビジネスマンはホームズを読んだ方がいいと思う理由。と読む順番

シャーロックホームズ、コナンドイルの有名な探偵小説。

コナンドイルがお金に困った時に、「狙って」書いた物語で
自分が本来書きたかった世界観とは全く違うが、売れに売れまくって本人不本意。というもの

時代も古いしロンドンが舞台だし、社会背景的には我々と全く違うもののビジネスマンが参考にした方がいい部分がいくつかある。
そもそもフィクションなので現実離れしたエピソードが多いがそれでも参考になるはず。

・観察眼の鋭さ
誰もが『見ている』だけでそれを『情報』として頭に入れていない。
見えたものを論理的につなぎ合わせて状況を把握していく。
という観察に対してのホームズの持論は参考にしたいところ。

靴についている泥を見ただけでどこに行っていたか推察する
忘れ物から人物像を導く
というのは形は違えど状況から根本原因を探り課題解決につなげる、という面で参考にしたいところ

・研究熱心さ
たとえば、吸殻の灰だけで銘柄を特定。
その銘柄の価格や流通地域などから人物像を推察する。
ホームズは全ての煙草を研究し論文にまとめているとか
煙草のほかにも犯罪に関しての歴史や洋服、小物など推理に必要なものについての研究は並ではない。

自分のビジネス分野に対して研究を重ねてプロフェッショナルになる必要があるビジネスマンも見習わなければならない。

・幅広いスキル
推理に必要な研究や、観察眼、バイオリンの名手、フェンシングやボクシングなどの格闘、射撃のもすごいなど
フィクションならではのスーパーマンぶりであるが、これも見習いたいところ。

自分のビジネスに直接関係が無くても幅広いスキルを持つという事は今後のビジネスに役に立つ時代だ。


・オンとオフの使い分け
五日間ぶっ通しで捜査に費やして病気になった事もあり、
一旦推理をはじめると他の事が頭に入らなくなるほどの集中力を発揮する。

しかし、一旦事件を解決してしまうと、その空虚さから呆けたようになり
ソファで寝ながらバイオリンを弾き、刺激を求めコカインにまで手を出す。

仕事とプライベートの切り分けが明確で見習いたいところ。

とはいえ、事件が無いときでも実験での研究や街の様子などの情報収集は行っている。
こういうオンとオフの切り替え、オフの姿勢もビジネスマンとしては見習いたいところの一つである。

・パートナー
ホームズにはワトスンというパートナーがいる。

基本的にホームズ一人で何でもできるので実務的には不要だ。
ワトスンは医者である事からけが人の手当てや医学方面での情報など有益ではあるが絶対必要というわけではない。

ただの同居人で一緒につるんで事件にあたっているだけかと思いきや
同居解消後も付き合いがあるあたり、ホームズがワトスンを必要としている事は明らかである。

なぜか。
人には適当なアウトプット相手が必要なのである。
特に、頭で勝負をするような人は特に。
ここでいう適当とは、
 邪魔せずに聞いてくれて
 気付いたところを指摘してくれて
 時にはまとめてくれる
そういう意味である。

頭で仕事するビジネスマンもよき聞き手であるパートナーが必要なのである。

以上のようにホームズに見習うべきところはたくさんあるが、箇条書きではイメージがつかない。
是非小説を読んでもらいたい。

ここで疑問がでてくる。
私もそうだが何からどの順番で読めばいいのか?である。

途中でこれまでに出た事件の事に触れられていたりするので原作の出版順がベストである

ただし、日本の出版社の出版順は原作の出版順とは違う為注意が必要である。

順番としては
緋色の研究
四つの署名
シャーロック・ホームズの冒険
シャーロック・ホームズの回想
バスカヴィルの犬
シャーロック・ホームズの生還
恐怖の谷
シャーロック・ホームズ最後の挨拶
シャーロック・ホームズの事件簿

最初っぽいタイトルが実は最後だったり、壮大な落とし穴である。

また、結構サクサク読めるので電子書籍、そして電子書籍なら全集が一番いいと思う。

 

 

 

 

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

Kindle Paperwhite Wi-Fi、ブラック

 

 

 ちなみに、kindleAmazonプライムに登録してから購入するとプライムの年間利用料分くらい割り引かれるのでかなりお得。

 

プライム登録ページ

 

 

 

 

 



最近の奇をてらって裏をかこうとする推理小説もいいが、古典の純粋な驚きがある推理小説も面白いので
単純な読み物としてもお勧め。