【小説】 メルキオールの惨劇
人の不幸をコレクションする、という不気味な趣味を持つ老人と
コレクションを収集する何故か特殊スキル満載の男。
息子を手にかけた婦人と白痴の怪力男である兄、利発な弟の親子の物語。
男は老人から母親に殺された息子に関するある物の収集とその物に関する
証言を撮る依頼を受けるが、徐々にその家族の秘密に触れ
驚くべき真実を知り巻き込まれ、絶体絶命の状況へ追い込まれていく、、、
という感じのストーリー。
色々なところにこの小説のあらすじが出ているが、要約はどうにも難しいようで
(実際俺もこの小説の要約は困難、、、、)
何がなんだかさっぱり、読了してようやくわかる程度。
読んだ感想は何とも、、、、
ホラーとうジャンルだけど、所々グロテスクなだけでホラーという感じはしない。
登場人物はキャラがしっかりしているけど設定が現実から離れすぎている。
それでいて、SFチックな雰囲気がないからとっても中途半端。
SFとサスペンスとハードボイルドとホラーとが絶妙にブレンドされて
今ひとつ物足りなさを感じる。という印象。
短時間で一気に読んで、後に引かない、って感じ。
サクッと読むにはいいかも。