本当のジョーカーはエースの顔してやってくる 『いいほうの先入観』の 対処法
エースはジョーカーの顔でやってくる。
だから、最初はダメでも見捨てるな。って事。
わかる。
将来の機会損失的な話だからね。
でも、もっと気をつけなければいけない事。
それは、、、
ジョーカーがエースの顔してやってきた
場合。
あまり気づかない事象なので、どんな事がおきるかモデルケースを上げてみる
あ、、、あの時のあれはこれが原因か、、、と気づく人もいるだろう。
1 エースの顔してやってきたから、その人にどんどん仕事が集中する
(あの人できる人だから、あれもコレも相談しよう)
2 最初はエースの顔しているからどんどんこなして成果を上げる(ように見える)
(やっぱすげーさくさくこなしてるよ)
3 プロジェクトが進行するに従って現場に近いところから違和感が出る
(なんかこのプロジェクトうまくいかないなぁ、、、現場で不都合おおいな)
4 でも、エースの顔しているからその違和感は自分で否定してしまう
(できるあの人が悪いなんてことはないよな。。。原因は他だ!)
5 1~4を繰り返すとよく知らない人までエースの仮面を信じるようになる
(あいつが関わるプロジェクトはうまくいってるな!やっぱあいつすげー!)
6 実務レベルでほころびがでる
(なんか、、原因がわからないけどやばい事が多発してる)
7 プロジェクトが失敗する
(どーん!と炎上!)
8 でも、『エースである』という先入観は払拭されず責任は別のところに転嫁される。
(あんなにできるあいつが悪いわけないな!原因は他にある!と直接原因をたたきだす、根本原因は当然放置(
9 1~8の繰り返し
これ、マジで怖い。
うまくいく、と思っていたらなぜか、うまくいかない。
って事、しかも
全員が根本原因に気づかない、
この現象、根本的な要因は、「いいほうの先入観のやっかいさ」だと思う
『いいほうの先入観』が誤解だった場合、それが誤解とわかるまで時間がかかる
しかも、このいい方の先入観は会社上層部まで伝わる。
『新しく入ったあいつはできるヤツ』
っていうのは、伝わるの早いし基本上に上に話が伝わる。
ちなみに、これに対してダメなやつ情報は自分の愚痴半分になったりして、
しかも、悪口は上司ではなく部下に言いやすいから、下に下に伝わるよね。
というのは人間として仕方ないけど、早く気づくべき。
これ、末端の人間はどうすることもできないんだよね。
もう、これに対処するには
自分でやるしかない
につきると思う。
エース面のジョーカーにはうまく言って、タスクを分捕る。
ほんで自分でやる。
そして、大抵この手の人は分野が違うとものすごいプロフェッショナルなので
そっちの分野でご活躍して頂くように仕向ける。
もう、これしか無いんだよね。
それか、荒技的には
大失敗を待つ
っていうのもある。
大失敗が発生すれば一気に本質が露呈する。
でも、『プロフェッショナル分野』までつぶしちゃうからもったいない。
タスクを奪う事で将来的にいい感じになると思う。