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意外と知られていない、プレゼンにおけるパワーポイントの役割

先日、紙エクセル、神エクセルについてデータを使う側からの記事を書いたんだけど。

 

transistor-circus.hatenablog.com

 

 

transistor-circus.hatenablog.com

 

パワーポイントでも同じような構図、というのがありまして。

よくも悪くもエクセルやパワーポイントがソフトとして優秀だ、という事なんでしょうね。

一つのソフトでいくつもの使い方ができる、というのは中々すごいですからね。

ん?ワード?おまえは死んでもいい。

 

という事で

私はパワーポイントを使ってプレゼンをする機会が多い。

そして、そういったプレゼンを見る機会も多い。

 

パワーポイントをバックにプレゼンをする人を見ると、パワーポイントの使い方、、というか役割を間違ってとらえている人があまりにも多いと感じる。

 

結果から言うと、プレゼンの主役はあくまでプレゼンターであり、パワーポイントのスライドはただの道具であることを認識していない人がほとんど。

 

役割その1

説明資料作成ツールのとしてパワポ

 

簡単に言うと、紙に出力して渡して「読んでくださいね」っていう感じの使い方。

この場合、読んでるそばで説明する事が難しい状況が殆どだから

必要情報を見やすく、わかりやすくまとめる必要がある。

 

1枚のシートの中に、起承転結のうち、起承転のいずれかと結が混じっていることが多い。

 

多くの人がパワポの役割はこっちと考えている

 

役割その2

プレゼンツールとしてのパワポ

 

まず、プレゼンの時、主役は映し出されるスライドではなく、プレゼンター自身。

 

シートはあくまでその補助。

だから、主役の邪魔をするスライドなんて悪即斬的に切捨てるべき存在

 

プレゼンターよりも先にスライドが結論言っちゃったらいくらプレゼンターがインパクトのある話し方で結論を言っても効果が半減。

 

例えば、ジョブスがiphoneの発表


iPhone を発表するスティーブ・ジョブス(日本語字幕)

 

この中で、最初にiphoneの機能やら見た目やらが出てたら興ざめ。

だから当時は発表前の事前リークを病的に嫌っていた。

ちなみに、

今は、新製品の発表に当時ほどのインパクトを必要としない。

なざなら効果的な発表を行える人がいないから、だからそれよりも

事前リークをある程度許して、新製品の情報を小出しにして期待感を

高める方がいい! という方向に転換している、と私は思うのです。

 

それたけど、

だからスライドがプレゼンターよりもフライングして発表したらダメなのです。

 

何ページになってもいいから、ちゃんとプレゼンターの進行や効果を考えて

ページを分けることが必要。

 

起承転結は別のスライド。というのが私の持論。

 

 

そして、この2つを混同すると。。。。

 

説明資料として作成したものをプレゼンで使用する。

聞き手はプレゼンターの発表よりも前に発表内容がわかる。

興ざめ、心が動く事もない。

まぁ、発表内容がよければ、プレゼンがよくなくてもいいのかもしれませんが

そうだったら、プレゼンの場なんて設定せずに、資料を送ればいい。

 

なんでプレゼンの場があるかというと、発表内容をより効果的に見せて

よりいい結果を出したいから。

 

だから、ちゃんとパワポの役割を抑えておく事が必要です。

 

ちなみに、逆にプレゼン用のパワポで説明すると、ページばっかり多くなって

説明とかにならない。

発表と説明と両方必要な場合どうすんの?

という意見には、「両方作れ」としかいえない。

そもそも、資料は作る事が目的ではなく、そのいい結果を得る事が目的。

両方対応する中途半端なパワポを作って受注できない、とかになるんだったら

別に作る方が、目的にかなっている。

 

 

 

 パワーポイントで作ったスライドを『ただ読んでいるだけ』みたいなプレゼン。

これはプレゼンターのスキルの問題なんでしょうが、

そもそも、パワポをちゃんと使っていれば『読む』ことはなくなる。