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物流系PMは物流知識だけ深めればいいか?それは間違い

物流の世界でPMをやろうとするなら、物流以外の知識もある程度必要。

自分のこれまでの経験で少しまとめようと思う。


1 製造系カイゼン
製造の工程の一つである物流にとって、製造工程の知識は流用できるものが数多くある。

JITカンバン方式、5S、セル方式などなど。
特に工程間の情報・製品のつなぎ方は学ぶところが多い。
ただし、物流の場合は『工程間事態をつくらない』という事も考えなければダメ。

 


2 サプライチェーン

物流は広義では『製造』に入る。
製造工程の事も知っておかないと行き詰る事が多い。

例えば、入庫時のアウターカートン、パレットの積みつけなどが変われば
物流作業が改善できると場合があるとする。
この時に前工程である製造工程の流れも頭に入っていると要請しやすい。

逆に、納品形態についても後工程が製造である場合
どのような納品の仕方をした方がいいかが想定できる。
結果、作業仕様を策定する際にスムーズに進む。

 

3 業界知識

物流は様々な業界の案件をこなす為、それぞれの業界知識は必要だ。
特に、その得意先をとりまく物流知識は得ておいた方がいい。
分かりやすい例がコンビニ業界。
店舗に入る物の流れは抑えておいた方がいい。
案件としてはPOPなどの販促物を扱う場合でも、食品、雑貨、煙草、酒、それぞの物の流れ
コピー周りのサプライ関係、スタッフが使う備品などなど。
それぞれがどのような経路をたどって店舗に入るか、を把握しておく必要がある。


4 チームマネージメント

物流はチームビジネス。
一人では仕事ができない。

だからこそ、チームのマネージメントについてのスキルは必須である。
各方面のスキルが高い人間が集まるので、各人の力を引き出す事
全員が100%ベストな工程を組む事は難しいので、納得感を持ってもらえるような進め方
チームのまとめかた、コーチングなどが必要である。

 

 

5 広義な意味でのプレゼン力

聴衆を前にかっこよく。という意味のプレゼンではなく
自分の考えを相手に正確に伝え、自分の意図に沿った結果を得る。
という意味のプレゼン力。

物流PMはとにかく説明が多い。
こっちの人の言い分をあっちの人に説明して了解をもらう。
こっちの人の言い分、あっちの人の言い分、全て統合して出した答えを全ての人に説明して了解をもらう。
など。

いくらすばらしい考えをもっていても、説明がちゃんとしていないと何もならない。
人に納得して動いてもらう為にはプレゼン力が必要なスキルである。


以上のスキルは最低限 、どんな物流PMでも必須のスキルである。

ご参考にしていただければ幸いである。