【映画】 インターステラ
何の前情報もなく何気なくレンタルで見た。
俺は結構宇宙ものの映画が好き、あの真空の空間が薄い金属の板の向こうに広がり
死と隣り合わせな緊張感。
絶対と言っていいほど理不尽に消えていくクルー達。
わかりやすいレベルの科学的な内容とスパイス的なヒューマンドラマ。
適度に頭を使い、スリルでドキドキして、、、みたいな感じ。
このインターステラもそうだろうな、、と気楽に見たのだけど、、、、
違った。
まずは、その長さ!(そこ?)3時間近い長さはちょっとびっくり!
高度な科学的要素はわかりやすく表現され、、、説明するのではなく
「表現され」てた。これが結構斬新だった。
理解されるかどうかは別にして説明は誰でもできる、それを説明せずに
表現した、というところがすごいと感じた。
(ちなみに、これはプレゼン能力の参考になった)
そして、理不尽に消えていくクルー達もいたし、
派手な爆発とかもあったけど、宇宙ものによくある
”ズッガーン” ”バッコーン” ”バラバラバラバラ”
みたいなシーンは少なくて、でも物足りなさは感じない。
ヒューマンドラマ的な流れが中心ではあるものの、
科学✕ヒューマン=チープ
みたいにはなっていない。
なんだろう、この映画は?! おもしろい!
って感じ。
これって、
物語の骨子
がしっかりしていて、
映像や演出
は、
骨子を伝えるための付加価値
として、
制作メンバー全員がしっかり認識して、割り切っているから
できるんだと思った。
結構この割り切りって難しいんじゃないかな?
演出は過剰にしたいだろうし
派手で高レベルの技術で、すごいだろ?ハラハラするだろ?
って製作者なら考えると思う。
プレゼンやら企画やら考える時でも、「演出」ってこだわっちゃって
「骨子」ための演出
ってことを忘れちゃう事ってあって
しかもそれが、複数人数で作り上げる場合よく起こりえるけど
この映画はそれが見えない。
よほどしっかりリーダーがまとめたんだな。
って感じた。
映画自体の面白さもさることながら
ビジネスに活かせるヒントがあって、みてよかった。